今まで何度も取上げてきたペロブスカイト太陽電池。
大阪万博でも利用されていました。

2025年の終わりに、実装実験の今 をお知らせしたいと思います
ペロブスカイト太陽電池は、軽くて曲がる次世代素材として注目され、研究段階から「実装実験」へと大きく進みつつあります。
10年以上の耐久性を目指す実証試験が増えてきており、実用化の壁が少しずつ低くなっています。
• 積水化学工業の実証住宅
外壁材にペロブスカイト太陽電池を組み込み、実際の住宅で発電量と耐久性を検証。雨風・温度変化への耐性データが蓄積され始めています。
• 東芝のロール・ツー・ロール製造ライン
フィルム基板に連続印刷する方式で、量産化に向けたライン実験を開始。大面積化と均一塗布の課題に取り組んでいます。
• 透明窓ガラス実証ビル
透明ペロブスカイトを窓に組み込み、建物全体での発電性能を測定。建材一体型太陽電池(BIPV)の実用化に向けた重要なステップです。
耐久性と量産安定性の課題は残るものの、実証住宅・実証ビル・量産ラインの稼働といった“現場での実装”が急増しています。
2030年頃の普及が現実味を帯びてきました。
今年最後の投稿となります。
2025年も お引き立てを賜り、誠にありがとうございました。
2026年も引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。
